




Who’s Next次は、誰だ
ひとつのランプの下で光る、タトゥーの入った頭。扉のそばで灯るピンボール。壁という壁を這い上がるフラッシュ。サンタクルーズ、ソーケル・アベニューのTrue Art Tattooで、@strykertattoo と過ごした午後。
サンタクルーズの波から数ブロック、ソーケル・アベニューに、ガラスに「TRUE ART」と描かれた扉がある。中に入ると、光は低くあたたかく、床は市松模様、壁はとうの昔にフラッシュの下に消えている。会いに来たのは @strykertattoo。彼は、腕のいい彫り師がそうするように僕らを迎えた。静かに、揺るがずに、まっすぐこちらを見て。


横を向くと、物語は肌の上で続いていた。こめかみから頭頂へ、細い黒い線で彫られた頭。絵で埋め尽くされた部屋のなかで、彼自身が歩きまわる一枚の絵だった。

黄色い壁の、豹とバラのあいだに手描きの看板。「GIVE ME A FOLLOW — STRYKERTATTOO」。新しい時代の人とのつながり方を、昔ながらのレタリングで。伝統は形を変えながら続き、腕は変わらずそこにある。





店そのものが、驚異の部屋だ。受付の上で翼を広げる鷲、オレンジと緑に光る「WALK-IN TATTOO」のバナー、そして壁の隅々まで額に入ったフラッシュ。ツバメ、短剣、バラ、帆船。彫り師たちが百年かけて話し続けてきた、同じ言葉たち。

ある戸口の上には、描かれた蛇とリボン。「WHO'S NEXT(次は誰だ)」。タトゥースタジオでいちばん古く、いちばん希望に満ちた問いかけだ。






ルールも、壁に大きな文字で描かれている。ふざけたやつ、差別するやつ、くだらないことはお断り。それ以外の人は、どうぞ入って。


部屋の隅には、この店だけの小さな祭壇がある。部屋を見張る陶器の豹、スカルのランプ、額の中の聖母、ガチャガチャ、古いコミックの山。何年もかけて集められた、ひとつずつ不思議な宝物。積み重なったセンス。

そして窓辺には、ヴィンテージのピンボール。バックグラスには赤い服の踊り子、ランプはまだ瞬いている。順番を待つあいだの遊び相手。この場所を思い出すための、ひとつのよすが。





ソーケル・アベニューに戻ると、海辺のまぶしい光。背後で扉が閉まり、ランプとフラッシュとマシンの規則正しい音が向こう側に残った。中ではもう誰かが、あの問いを繰り返しているはずだ。次は、誰だ。




































