Under the Flash Wallフラッシュの壁の下で
夜のタトゥースタジオ。壁一面のフラッシュ、つば広の帽子、花柄のシャツ、作業台に並ぶインク。閉店後もペンを止めない彫り師たち。


着いたのは日が暮れてから。スタジオの壁は端から端までフラッシュ(タトゥーの図案)で埋め尽くされていた。ツバメ、ダガー、薔薇、顔。その下に、それを描いた人たちがいた。



最初に迎えてくれたのは、部屋の真ん中に立つ白いTシャツの男。腕は作品で埋まり、頭上のランプと同じくらい穏やかだった。





そして、帽子の男。花柄のシャツ、ぶれない手、インクのボトルが並ぶ作業台。儀式のように道具を整え、すべてが定位置に収まってから、ようやく顔を上げた。


煙と、青いスーツ。背後には古い店の文字。撮るポートレートもあれば、差し出されるポートレートもある。


真夜中近く、最後の彫り師はまだフードをかぶってタブレットに向かい、ペンの下から線が生まれていく。フラッシュの壁は、そのすべてを見守っていた。握手をして、次は一杯やろうと約束して、店を出た。
