日陰の黒い帽子の写真 1日陰の黒い帽子の写真 7

A Black Hat in the Shade

2024.09夕暮れの木の歩道(全4話の4)

日陰でビーズを編む黒い帽子の男。ゆっくりと訪れた笑顔。そして、星空の下の誰もいないガソリンスタンド。

木の歩道の日陰に、黒い帽子の男が手づくりのアクセサリーを並べたテーブルの横に座っていた。長い三つ編み、首にはビーズの連なり。たくさんの日々が過ぎていくのを見てきた人だけが持つ、静けさがあった。

背中に翼。
背中に翼。
日陰の黒い帽子の写真 3
日陰の黒い帽子の写真 4

はじめは、ほとんど話さなかった。通りを、ロバを、訪れる人たちを眺め、質問にはうなずきで答える。それでもカメラを向けると、何かがふっとやわらいだ。

その笑顔。
その笑顔。
日陰の黒い帽子の写真 6

笑顔はゆっくりと、そして一気にやってきた。顔全体が変わるような笑顔。もう何年も同じ角で仕事をしているのだと教えてくれた。町が来ては去っていくなかで、ずっとビーズを通しながら。

日陰の黒い帽子の写真 7

私たちが立ち去るころには、もう仕事に戻っていた。テーブルに顔を落とし、手はぶれずに。

真鍮色の光。
真鍮色の光。
日陰の黒い帽子の写真 9
日陰の黒い帽子の写真 10

午後の光が、古い真鍮のような色に変わっていく。骨董店の前の給油機、手描きの「冷たい飲みもの」、丘へと戻っていく道。

丘のほうへ。
丘のほうへ。
星空の下で。
星空の下で。
夜に描かれたもの。
夜に描かれたもの。

空が真っ黒になるまで走り、ペイントだらけの無人のガソリンスタンドの上に星が出た。旧道の一日。四つの物語、一本の道。そして、まだ出会っていないブラザーたちがたくさんいる。

More Footprints

ジャンル

Join the Brotherhood

「BBrthr」は、ひとりのアーティストの旅を超えていく。私たちが探しているのは、ありきたりなビジネスコラボではない。この飾らない平和なムーブメントに共鳴し、世界をもっと面白い場所に一緒に変えていく“共犯者”だ。

あなたの空間、技術、プロダクトを、「BBrthr」が育ててきた熱く国際的なコミュニティと掛け合わせ、新しいカルチャーをつくろう。

Instagramで相談する