Before the Lanes Openレーンが動き出す前に
朝の青空に立つ「40レーン」の看板。まだCLOSEDの札が下がったダイナー。そして、この店がよく似合う髭の兄弟。

開店前にこそ、見ておきたい場所がある。表の看板は「40レーン」をうたい、ヤシの木は風ひとつなく、駐車場にはほとんど車がない。


ガラス越しに見えるのは、手書きのCLOSEDの札。朝の客を待つオレンジ色のボックス席。カウンターの上では、もうランプが灯っている。ダイナーが目を覚ます直前の静けさには、独特の美しさがある。



そこへ彼がやってきた。グレーの髭に、くだけた笑顔。この場所にすっかり馴染んだ落ち着き。こちらから頼むまでもなく、手すりにもたれて一枚撮らせてくれた。

ダイナー、ボウリング場、街角のカフェ。見知らぬ者が常連になり、常連が兄弟になるのは、いつもこういう場所だ。
